製品販売のビジネスに関しては新型コロナウイルスの影響で一定の打撃を受けたが、当社が主力としている保守サービス事業は、既に2019年並みの水準まで回復している。ただし、保守サービスではお客様の拠点へうかがって行う作業が避けられない。コロナ禍の初期には、このような状況の中でご訪問が可能なのかという議論も社内であったが、早い段階でお客様と十分な協議を行い、感染リスクを低減するための適切な体制を構築したため、感染対策を行いながらでもサービス品質を落とさずに作業を行うことができた。プロセスや規律を遵守し、均一な品質で確実にサービスを提供するという当社の強みを発揮できたと自負している。

小林俊範 社長

 従来、情報システムの保守サービスでは、障害が発生した際、いかに早く復旧しお客様に業務を再開していただくかという考え方が中心だった。しかし今やICTが社会の基盤となっている以上、これからは「壊れたら直す」ではなく「壊れても止まらない」を目指さなければならない。機器の故障を完全になくすことはできないが、当社が培ってきたハードウェアやファシリティに関する知識、そして展開やテストのノウハウを駆使すれば、障害が発生したときも業務を止めない設計は可能だ。

 当社のお客様には、医療、公共、物流をはじめ、社会機能の維持で重要な役割を果たしておられる業種の方々が少なくない。今年は「止まらない・止めない」システムのアーキテクチャーをICTインフラのレイヤーから提供し、持続可能な社会の実現に貢献していくことが大きなテーマだ。