2020年は自分たちが何者なのかということを改めて考えた年だった。エッセンシャルワーカーの企業のシステム維持を支える責務がある会社として、自分たちの作るシステムは誰のどんなことに役立つのか、仕事の意味や価値を改めて考え、社員にもそうすることを伝えてきた。また、私が16年4月に社長に就任してから、事業構造の転換と同時に、オフィス環境や業務プロセスの刷新などに取り組んできたが、これによって結果的にコロナ禍でもスムーズに在宅勤務に移行し、決算業務も在宅で行うことができた。これまでやってきたことの成果を社員も実感し始めるようになってきたと思う。

内田和弘 社長

 近年ニュービジネスの創出に力を入れており、その中でファイル連携ソフト「HULFT」やデータ連携ソフト「DataSpider」といったツールを使って企業やシステムをつなぐリンケージビジネスを推進してきた。今年は、当社のファイル連携やデータ連携サービスをクラウド上で提供する新たなリンケージサービスのプラットフォーム「NH2024」の立ち上げを予定している。これが一つの試金石になると思っており、当社にとって21年は勝負の年になるだろう。

 国や地域を越えて、人と人、モノとモノ、企業と企業、人とモノなどがデータを介してつながることによって、互いの新たな価値に気付いたり、足し算のことが掛け算になったりするなど、新たな未来が広がる可能性がある。マーケットも追い風であり、当社が持つ「つなぐ」強みを生かしたビジネスを今年はもっと拡大していきたい。