高知市では、全職員約4,700名を対象にEVEMAを導入されました。
EVEMAで特に評価したのはマイナンバーカード認証でした。窓口共有端末に対応する代理認証機能、テレワークで利用する仮想端末への対応、SSOも加点ポイントでした。
代理認証は、複数人で利用する共有端末で使用しています。これまでは共有端末利用において交代に時間がかかり、窓口で来庁者をお待たせすることもありました。しかし、代理認証は次の担当にスムーズに引き継ぎできるので、来庁者をお待たせすることがなくなりました。SSOは、全庁で日々利用するグループウェアやその他システムのログインなど９種類をあらかじめ設定して職員に提供しました。何度も認証をする必要がないため、業務効率も向上し職員は便利さを感じています。
今回の導入で、セキュリティポリシーが異なる小中学校など一部を除いて、市長以下、幹部職員も含めほぼ全職員が、通常業務で多要素認証に触れるようになりました。以前に比べパスワード忘却によるリセット依頼も少なくなりましたので、職員の情報セキュリティに対する意識向上が図られたと考えています。