▼軍事評論家のガブリエル・中森さんから電話がきた。「今、OSS会議に参加して帰ったばかりだ。会いたい。大変なことが世界で起きている」。5月6日から11日、ワシントンDCで開かれた会議に参加したという。OSSとはOffice of Strategic Serviceの略称。米国が第2次大戦中につくった情報機関で、CIAの前身の組織だ。その名前を使った会議にはNATOを中心とした諜報関係者が200名ほど集まった。テーマは「オープン・ソース・ソリューション」。諜報活動に必要な情報は80%が、オープンソースにある。その情報はインターネットのなかにある。ネット捜査への傾斜は、「テロリストにNY911で負けたことによる」という。アメリカはこの半年で、NATOを巻き込んでインターネット上での犯罪捜査技術の研究に取り組み、OSS会議で発表した。40か国の情報将校、治安関係者の現役OB、ハッカーも含む学者、専門家、軍事外交ジャーナリスト、それに企業の情報担当マネージャーを召集し、一週間、ホテルを借り切って行っている。口の悪い記者は「世界の元スパイと現役の年次総会だ」と書いた。全員がパソコンを持ち込んでいる。彼らはピストルと同じようにパソコンを使いこなすという。
▼軍事評論家のガブリエル・中森さんから電話がきた。「今、OSS会議に参加して帰ったばかりだ。会いたい。大変なことが世界で起きている」。5月6日から11日、ワシントンDCで開かれた会議に参加したという。OSSとはOffice of Strategic Serviceの略称。米国が第2次大戦中につくった情報機関で、CIAの前身の組織だ。その名前を使った会議にはNATOを中心とした諜報関係者が200名ほど集まった。テーマは「オープン・ソース・ソリューション」。諜報活動に必要な情報は80%が、オープンソースにある。その情報はインターネットのなかにある。ネット捜査への傾斜は、「テロリストにNY911で負けたことによる」という。アメリカはこの半年で、NATOを巻き込んでインターネット上での犯罪捜査技術の研究に取り組み、OSS会議で発表した。40か国の情報将校、治安関係者の現役OB、ハッカーも含む学者、専門家、軍事外交ジャーナリスト、それに企業の情報担当マネージャーを召集し、一週間、ホテルを借り切って行っている。口の悪い記者は「世界の元スパイと現役の年次総会だ」と書いた。全員がパソコンを持ち込んでいる。彼らはピストルと同じようにパソコンを使いこなすという。