日本ユースウェア協会の第11回総会が2002年6月4日に行われた。そう、日本中が熱狂した「FIFAワールドカップ2002」の日本対ベルギー戦と同日、同時刻の18時スタート。

これでは懇親会への出席者の数は極端に少ないのでは…、と誰しも考えるところだが、協会事務局ではそれを見越して先手を打った。懇親会の間中、前方の100インチプロジェクターでベルギー戦の生中継を放映したのである。

日本ユースウェア協会の広岡享会長は、業界の現状を、「ユースウェアだけでなく、世の中が大きく変化している。21世紀型のユースウェアビジネスのあり方を定義していかなければならない」と熱く語る。

会員のビジネスを拡大するために、「ユースウェアビジネスアライアンス内覧会」の開催を予定する。ユースウェア事業者同士が互いのビジネス、得意分野を認知し合うことで、「新しいビジネスの研究、技術の研鑽、協業を促進していきたい」と話す広岡会長は、W杯の日本代表選手と同様、熱く燃えているのであった。

ちなみに、サッカー効果は絶大だったようで、開催翌日に事務局が会員向けに出したメールによれば、「懇親会、盛り上がりました。放映中退席者 ゼロ」だったそうだ。