旅-経営者の目線-

<旅-経営者の目線->22.ヨーロッパの旅 II-(4)ミラノ・ニース

2003/02/10 15:27

週刊BCN 2003年02月10日vol.977掲載

 ミラノはイタリア第2の都市、イタリア経済商業の中心地であるが、それ以上にファッションの街として知られている。V・エマニエーレ2世のガッレリア通りを中心に、ショッピング街にはグッチやフェラガモなど世界の有名ブランド店が軒を並べていて活気がある。われわれは時間がなく、写真を撮るだけで素通りしてしまった。歴史ある都市でありながら度々異民族に支配されたので、戦乱のなかで破壊され意外に由緒ある建造物が少ない。ドゥオモやスカラ座も写真を撮るだけにして、お目当てのサンタ・マリア・グラツィエ教会に向った。期待したレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』は、あいにく修復工事中だったが、観光客のためか、覆いもかけずに工事をしていたのに驚かされた。

 ローマからここまで貸切バスでイタリア半島を縦断してきたが、ここからは鉄道の旅になる。ミラノ中央駅を出発してニースに向う。イタリア最大の港町ジェノヴァの東西に拡がる地中海海岸は、イタリアン・リヴィエラと言われ、車窓からの眺めが素晴らしかった。午後8時にニースに到着、有名なネグレスコホテルに泊まる。古き良き時代のフランスを彷彿とさせる豪壮な建物である。

 翌日は終日、ニース・モナコ・カンヌを慌しく回った。この辺りはコート・ダジュール(紺碧海岸)と呼ばれ、北を海抜3000メートルのアルプスで寒風を遮るために、1年中温暖で風光明媚、ヨーロッパ最大の避暑地であり、避寒地になっている。ニースは奥行きのある砂浜が長く続き、片道4車線の海岸道路の両側に大きな椰子の街路並木が遠くまで連なっている。流石は世界の観光地と感動した。それに較べて熱海の道路は狭くて度々渋滞があり、浜辺も貧弱で、日本の観光地との違いをまざまざと感じた。やはり観光地は景観と道路が最重要と思った。

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