北斗七星

北斗七星 2003年2月10日付 Vol.977

2003/02/10 15:38

週刊BCN 2003年02月10日vol.977掲載

▼業務ソフトメーカーがおおむね元気である。ERP(基幹業務システム)がようやく認知され、伸び盛りに入ったことが効いているためだ。米国ではこの10年間で、ERPの普及率は74%にまで達したという。それに対し日本では、十数%の普及率だというのが定説だ。だが、中堅・中小企業向けには国産ERPソフトが受け入れられ始めているため、これから本格的な普及期に入るだろう。

▼次はSCM(サプライチェーンマネジメント)で、これは米国でも普及期に入り始めた段階。向こう5年間は、年率31%で伸びるという予測もある。問題は、どう活用するか。例えば、同じSCMソフトを導入していても、日米間では活用スタイルが大きく異なるという。一例を挙げれば、17インチモニタの注文があったが在庫を切らしていた場合の対応である。日本メーカーは、すぐ発注するので2週間待って欲しいという。一方、デルコンピュータの場合は17インチは切らしているが、19インチを17インチと同じ値段にしてすぐ届けるがどうだという対応をするという。

▼19インチを値下げする損と、在庫を減らすことのメリットを考えれば、在庫を減らすメリットの方が大きいと考えている結果であろう。デルとその他メーカーでは、直販か間接販売かの差で良く比較されるが、それだけでないことを示すエピソードである。業務ソフトメーカーとしては、そこまでのコンサルティングが求められようとしている。
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