BCN FORUM

初の共同懇談会

2003/12/01 15:27

週刊BCN 2003年12月01日vol.1017掲載

 情報サービス産業協会(JISA)主催の「日中韓オープンソースビジネス懇談会」がこのほど大阪で開かれた。

 本番前日には、懇談会の会場となったホテルで3か国の関係者を集めたパーティも開かれた。

 冒頭、ホスト役の佐藤雄二朗・JISA会長や陳冲・中国軟件行業協会(CSIA)理事長、李龍兌・韓国情報産業聯合会(FKII)名誉会長など各国代表者が壇上で挨拶。旧通産省出身の太田房江・大阪府知事も駆けつけて祝辞を述べていた。

 もともと太田知事の出席の予定はなかったとか。それを経済産業省側が口説き落としたようだ。

 3か国の代表者が挨拶に立つだけに、日中韓それぞれの通訳が大変。佐藤会長の発言には中国語、韓国語の通訳が割って入る。発言のタイミングも笑いのタイミングも外しがち。

 太田知事は、挨拶を終えてさっさと退出してしまったが、中国語、韓国語の通訳の声だけが延々と会場に残っているという滑稽な状況も。

 オープンソースでの3か国連携にも、こうした間の悪さが出なければいいが、と心配にもなってくる。政府調達を目指しているだけにきっちりタイミングを合わせていかなければ、どこかで別の勢力に隙を突かれてしまうかも。
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