旅-経営者の目線-

<旅-経営者の目線->90.大阪日帰りの旅-箕面・六甲・有馬

2005/01/10 15:27

週刊BCN 2005年01月10日vol.1071掲載

○箕面

 2003年11月、初めて箕面公園を訪れ、箕面大滝を観た。話には聞いていたが、予想していたよりも大きく美しいのに驚いた。標高200メートル、水量があり落差も33メートルある。滝壺は深く青みがかっており、そこから澄んだ水が渓流となって流れ出している。

 ここは東京の高尾山と共に「明治の森国定公園」に登録されており、以前は野猿が有名だったが、今はネットを張って、自然に戻すようにしている。川に沿って下る800メートルの道は起伏が多く急な坂もあり、杖を手にして下った。

 渓流に小魚の多いのが目につく。箕面寺(龍安寺)は空海・法然なども訪れた古刹で、修験道場として、また、滝と紅葉の景勝地として知られている。

○六甲・有馬温泉

 04年11月、芦屋の友人宅を振出しに六甲、有馬を訪れた。友人宅からの眺めは素晴らしく、色づいた六甲の山々を目の当たりにして、眼下に芦屋川の人口堰の滝があり、川の両側に、桜並木が続いている。そこから六甲を越えて有馬まで20分と聞いて驚いた。

 途中東六甲展望台から大阪湾の向こうに、左に紀伊半島、右に淡路島を遠望し、眼下に神戸港と市街を一望する絶景にまたまた驚嘆した。途中紅葉で名高い瑞宝寺に立ち寄った。今が旬の紅葉は色とりどりで期待を裏切らなかった。

 有馬は日本最古の温泉で、大型ホテルが多いなかで、月光園鴻朧館は眼前の山と川を独り占めにしている。大風呂、露天風呂がいくつもあり、日帰り客用の設備が充実していた。温泉につかり、ゆっくり昼食をとって帰途についた。それにしても行楽地が近い関西に比して、東京は大きすぎて行楽地が遠く、住民に優しくないことを強く実感した。
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