しゅりのステップアップゴルフ

<しゅりのステップアップゴルフ>9.【フェアウェイウッド編その3】左足下がりの時にミスショットが多くなる

2005/02/28 15:26

週刊BCN 2005年02月28日vol.1078掲載

【Q】左足下がりの時にフェアウェイウッドを使うとミスショットが多く出ます。これを防ぐにはどうしたらよいでしょうか。

 コースでは、練習場と同じようにいつも平坦なライからのショットは望めません。斜面のライからのナイスショットは足元が安定しないだけに、とても難しいと言えるでしょう。下記のことに注意して、苦手な斜面を克服してください。



【1】クラブ選択を慎重に

 左足下がりのライでは、ボールが上がりにくいのが当たり前。まずは無理にボールを上げようとしないこと。そして、クラブ選択も重要なポイントです。斜面のせいで、クラブのロフトの角度が少なくなりますから、3番ウッドなど、ロフトの角度が少ないクラブでナイスショットをするのはさらに難しくなります。欲張って振り回そうとせずに、5番ウッド、7番ウッド、もしくはアイアンを使うなどして、確実なショットで距離を稼ぐことが大切です。



【2】体重のかけ方をチェック

 どの斜面でも低い方に体重をかけます。斜面の角度にも関係するので、一概には言えませんが、大体、左足下がりのライでは左足に60-70%、右足に30-40%ほどかけてみましょう(図1)。

 つまり、ナイスショットのためには斜面と“喧嘩をしない”アドレスが必要なのです。そして、スイングのバランスを崩さないためにフルショットも避け、無理のない7割から8割くらいのショットを心掛けましょう。

 また、左足下がりのライでのバックスイングは、自然とアウトサイドに上がりやすく、そのためカット気味になるのでボールが右に飛びやすくなります。最初から目標をやや左方向に設定するのもお忘れなく(図2)。

 最後のポイントとしては、ボールの位置はやや右足寄りにすること。これらのことができたら、斜面からのショットも怖くありません。



 それでは、GOOD GOLFING!
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