旅の蜃気楼

便利さと五感の癒し

2005/03/07 15:38

週刊BCN 2005年03月07日vol.1079掲載

▼花粉症の季節になった。幾分か春めいてきたが、都内では雪が積もるほどの寒さだ。ピリッとした朝に梅の花を見ると、とても気分がさわやかだ。根津神社・鳥居脇の白梅を写した。青い空、白梅、赤い鳥居の色合いが美しかったので、ケイタイ・カメラで写した。しかし、遠近感の雰囲気が出ないので、デジカメをかばんから取り出して写した。やはりデジカメの方が優れている。

▼デジカメを持ち歩くようになって、なんでもない風景を気ままに写すようになった。写真のプリントショップに、ほとんど出向くことがなくなった。流れが変わると、恐ろしいほど疎遠になる。デジタルの新しい商品がこれから続々と誕生する。音楽配信の価格が安くなって、ダウンロード文化が当たり前になると、CDのお店に顔を出す回数が減るだろう。ビデオショップにも行かなくなるだろう。本をネットで買うようになった。一時、書店に足が遠のいた。しかし、不思議なことに、喫茶店つき書店に顔を出すようになった。雰囲気を味わいに行くのである。便利さと五感の癒しは共存しているようだ。(根津発 笠間直)
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