しゅりのステップアップゴルフ

<しゅりのステップアップゴルフ>21.【パター編その3】転がりの良いパッティング

2005/05/30 15:26

週刊BCN 2005年05月30日vol.1090掲載

【Q】よくトーナメントで見かける転がりの良いパッティングが夢です。スルスルとカップに吸い込まれるようなパッティングのストロークをするにはどうしたらいいのでしょうか。

 グリーン上でカップの周りを行ったり来たりのミスは確かによく見られます。そうなると、スコアメイクになりません。ぜひ、下記の点に注意して、パッティングをしてみて下さい。



【1】カップを手前にセッティング

 実際のカップよりも少し手前にカップを想定しましょう(図1)。アプローチと同じで、ボールの転がりを考えなければいけません。実際のカップを目標に打って入れば良いのですが、入らなかった場合は大きくオーバーし、間違いなく3パットになってしまいます。「カップに打つ」のではなく、「カップに寄せる」イメージをお忘れなく。

 よく、「ネバーアップ、ネバーイン」とかカップの反対側を狙うなど、強気のパッティングが奨励されがちですが、強く打ちすぎて大きくオーバーするよりも、ボールをラインに乗せて、コロンとちょうどカップインするくらいの「ジャストイン」パットがお勧めです。



【2】バックスイングの大きさとフォロースルー

 多くのゴルファーは、ショートパットでも非常に大きなバックスイングをしています。良い転がりをするためには、小さめのバックスイングでフォロースルーをしっかり出すことが重要です。バックスイングとフォロースルーが同じくらいのイメージ、もしくはフォロースルーの方をやや大きめにするように気をつけましょう(図2)。ワンピン以内の普通の速さだと思われるショートパットであれば、バックスイングは自分の右足から右には出す必要はほとんどありません。その代わり、しっかりと左足よりも左にヘッドが出るようにフォロスルーを出しましょう。インパクトで止めてしまうと、良い転がりは望めません。



 それでは、GOOD GOLFING!
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