ドライバーのチェック、してみましたか。きちんと振りきれて、そしてスイートスポットに当りましたか。合格の人は、クラブの持つ性能を最大限生かしているといえます。さあ、そうでない人は、どうしたらいいでしょうか。「練習をつむしかない!」、「クラブを買い替える」など、選択肢はいろいろありますが、ここではクラブの調整でそれを解決することにしましょう。

 例えば「3番ウッドの方がドライバーと同じくらいかそれより飛んだ」。こんな経験が少なからずあると思います。通常では、3番ウッドはドライバーより短く、かつロフトがあるのでバックスピン量も多くなり、距離は落ちるはずです。ところが、短いために振りきることが容易になり、スイートスポットにあたる確率も高くなります。3番ウッドだという心理的な安心感も見逃せません。飛距離にとって最も重要なミート率が高くなっているのです。

 そうです。もうお分かりですね。ドライバーの苦手な人、コンスタントに飛距離を出したい人は、思い切って全長を短く調整してみましょう。シャープに振れて、ミート率もアップ、まさに言うことなし。ただし、「今日一番の飛距離」のみにこだわり続ける人は、現状の長さのままにしておいてください。

 さて、45インチのドライバーなら思い切って1.5インチ短くして、43.5インチにします。すると、バランスがだいたい4-5ポイントくらい軽くなってしまいますから、まずグリップはオリジナルよりも軽量のタイプに変更。それからヘッドにバランス用の鉛を貼って最終調整します(ヘッドの鉛は球筋にも影響します。これについては次回に説明します)。

 クラブの調整や改造は、専門のお店に行けばすぐに対応してくれます。また、ご自分で調整してみたいと思われる人は、カッターかハサミ、両面テープ、グリップ交換用液、バランス鉛を用意してください。割と簡単にできますから、やってみたらいかがでしょうか。ただ、カッターなどを使うのでケガには十分注意してください。



[ナカシマケンジ]
profile
1955年生まれ。79年、留学先の米ユタ州で本格的にゴルフを始める。95年、オーストラリアのシドニーに移住。99年、ゴルフのカスタムフィッティングの店「K's Golf」開店。