○距離表示

 以前、世界的にゴルフ場の距離をメートル表示に切り替える動きがありました。現実問題として不具合があるということで、米国をはじめ英国や日本もそれまで長く使われてきたヤード表示に戻ったのです。

 ところが、どういうわけかオーストラリアは戻さなかったので、いまでもメートル表示です。日本からオーストラリアに来てゴルフをする時、150メートル、パー3となっていても、さて何番のアイアンで打てばいいんだろうと、距離感に多少戸惑います。

 そこで、オーストラリアでゴルフをする時は、メートル表示の1割増しで換算してください。150メートルは約165ヤード。暗算に強くなりそうです。ところで不思議なことに、オーストラリアでは体重はポンド、身長はフィートで言うんですね。

 さて、オーストラリアではキャディがつかないのは前に書きました。それでは距離はどうして知ればいいのでしょうか。いろんなタイプがあります。コース上のスプリンクラーに書いてある、または100m、150m、200m表示の杭、表示の石、表示の木などで確認します。


 または自分の距離感のみが頼りというところも確かにありますから、自分を信じてボールを打ってください。

○競技方法

 アマチュアは、ステーブルフォードが一般的です。

 ストロークプレーに慣れた日本人には馴染みが少ないですが、ゲーム進行も速くなり、大叩きしたホールがあっても勝敗に大きく響かないので最後まで楽しめるといった利点があります。

 その他にも、PARゲームやさまざまなチームでの競技方法を取り入れているのがオーストラリア流です。最近私のコースのスコアカードに「コース上で携帯電話が鳴った場合は2打罰」というのが明記されました。ルールも時代とともに変わるということでしょう。

○ゴルフ会員

 会員権の取得も日本とは違います。日本のような制度もないことはないのですが、通常は掛け捨ての入会金を払い、年会費を払えばメンバーになれます。ただし、会員権の売買・譲渡はできません。メンバーになれば、プレー費は無料。1日に18ホールを2回、週に7日プレーしても無料。ただし、からだが持てばの話ですが…。

[ナカシマケンジ]
profile
1955年生まれ。79年、留学先の米ユタ州で本格的にゴルフを始める。95年、オーストラリアのシドニーに移住。99年、ゴルフのカスタムフィッティングの店「K's Golf」開店。