米国では今、ソーシャルブックマークが大はやり。そんななか、ニュースのリンク投稿でトップ100の実績を誇る他社の達人たちに、現ナマ勧誘を仕掛けた話題の男がいる。ウェブログズ創業者ジェイソン・カラカニスだ。昨年AOLに推定2500万ドルで会社を売って傘下のネットスケープ再建の全権を任されたブログ界の風雲児である。

 「ブックマークがタダでいいわけがない。Digg.com創始者ケビン・ローズはアクティブユーザーの無償奉公にタダ乗りしている」と挑発し、ケビンは「ユーザー票によって決まるため、トップ100の投稿が上位に入る確率は3分の1以下だ」と反論。正面対決となった。

 激論をよそに、ドルで釣られた最初の裏切り者10人のプロフィールがネットスケープに公開されてしまった。

 ところが皮肉なことに、トップクラスの3人を引き抜かれて意気消沈と思いきや、Diggのほうは実績を積んで身売りしたいユーザーが殺到し、空前の賑わいだ。そしてネットスケープはというと、開設当初から一生懸命投稿してきたブックマーカーらがヘソを曲げて去ってしまった。この勝負、あったか?(サンフランシスコ発:ライター 市村佐登美)