米国では感謝祭からクリスマス・新年までが長いホリデーシーズンであり、それはとりもなおさず最大のショッピングシーズンでもある。感謝祭明けからクリスマス明けのバーゲンセール時期まで、激しい商戦が繰り広げられることとなる。PS3やWiiの投入もこの時期を狙って行われ、その狂乱ぶりが繰り返し報道された。

 そんななか、マイクロソフトのZuneも市場に投入された。高額な最新鋭のゲーム専用機器に比べ、手ごろな価格と適度なサイズ、満載された機能。Zuneはマイクロソフトの期待を一身に背負う製品である。

 数年前、Xboxが登場した時、マイクロソフトは今後も各種のハードウェアを出し続け、われわれの子供たちの世代は同社をハードウェアメーカーとして認知しているかもしれないと本紙に寄稿した。当時は私自身もいささか先走った分析だと自覚しており、実際多く識者の方からあまりに突拍子もない見方だと哄笑されたことを思い出す。 

 しかし「ウィンドウズ」のマイクロソフトは、メーカーとしての道を進み続けている。すでにXboxは他に先駆け第二世代へ移行した。IT業界の未来を予測することなど誰にもできはしないのだ。(ニューヨーク発:ジャーナリスト 田中秀憲)