今年度(2008年12月期)の中間決算発表会での一コマ。下期の戦略を証券アナリストから聞かれ、大塚裕司社長は「下期には2-3個“弾”を用意しているが、具体的な内容はヒミツ」と笑顔交じりにこう話した。そのコメントに対して追加質問があっても、口を閉ざしたまま。大型商材があり、それを下期に投入することをアナリストと記者に予感させた。

 中間連結業績は売上高こそ計画値(伸び率)に1ポイント及ばなかったものの、利益は計画を上回った。前年同期比でみれば増収増益で、中間ベースの最終利益は過去最高だ。「原油高やドル安、株価低迷など市場を取り巻く外的不安要素は残っている」なか、依然好調に業績を伸ばし続けている。

 大塚社長は具体的な内容を明示しなかったものの、今後期待する領域を明かしている。それが、「ネットワーク回線の充実と、モバイル環境の整備」だ。

 ネットワークとモバイル環境の充実が、ITベンダーに新たなビジネスチャンスをもたらす──。そう言いたげな表情で、ヒミツと返答された後に、食い下がるアナリストの質問を煙に巻いていた。