立ち話
KDDI 小野寺正社長
2008/09/29 15:38
週刊BCN 2008年09月29日vol.1253掲載
先行導入したのはソフトバンクモバイル。割賦販売方式「新スーパーボーナス」で対応済だった。しかも、通話無料を売りとする「ホワイトプラン」も提供していた。このような状況下、KDDIとしても取り入れなければならないと判断したのだが、「サービスと料金ともに見直す、大きな引き金になった」。分離プランの導入が業績に少なからず悪影響を及ぼしたというわけだ。
実際、KDDIは純増数が思ったほど伸びていない。その原因は何か。「新しいことに取り組む姿勢が遅れたのは否めない」。ソフトバンクモバイルの後追いで準備不十分だったため、低価格化の波に飲み込まれた格好だ。そのため、「今後は法人市場を中心に、ソリューション展開を強化していく」。顧客の囲い込み──大手3社とも未開拓地である法人需要をいかに増やしていくかに重点を置き、ここにビジネス拡大のチャンスをつかもうとしている。
- 1