▽…日本IBMがロータス事業でSaaSに着手する。今年春から夏にかけて国内で提供開始の計画を立てている。他社に比べれば後発といえよう。澤田千尋・ソフトウェア事業ロータス事業部長は、「先進技術に、とりあえずは対応しなければならない」というスタンスであることを打ち明ける。

▽…というのも、ロータス事業で提供している製品が「すべてSaaS化するとは限らない」からだ。ただ、グーグルをはじめ国内外ではクラウドコンピューティングを見据えたビジネスモデルの構築を急いでいる。「競合との対抗製品を提供するのは重要な戦略」であることを念頭に置いている。

▽…SaaSは流通を介さない“中抜き”が発生するとの見方もある。販売代理店との協業については、「リセラーモデルや販売パートナーの自社製品と組み合わせた提供や、OEM(他社ブランドによる製品供給)など、いくつかのパートナーシップ深耕策を講じる」としている。(佐相彰彦)