●2003年6月16日 vol.994 13面にて報道

 サーバーなど基幹システムをデータセンターで一極集中管理し、必要なアプリケーションはインターネット経由で使う――。いまや大手企業を中心に、こうした「ウェブサービス」は企業システムの“枯れた”仕組みとして導入が進む。

 しかし、今から5年前の企業システムはクライアント/サーバー型システムが中心だった。週刊BCN(2003年6月16日号)で、日本ユニシスが「ウェブの操作性とレスポンスタイムを改善し企業の基幹業務システムを構築できる」と、独自取材による記事を掲載したところ、大きな反響を呼んだ。

 当時、日本ユニシスが提供開始した「ウェブクライアント・ソリューション」とは、ターミナルサービスの延長戦上のシステム。LANやWANなど企業内ネットワーク環境を使わず、ADSLの低価格帯で利用できることが売りだった。

 反響を呼んだ理由は、イニシャルコストが大幅に減ること。UNIX基幹サーバー2台、50拠点分のサーバー、パソコン1500台を同等レベルに一斉に改築するのに比べ、コストが半減したからだ。こうした「コスト削減策」を前面に打ち出せる同ソリューションに似たシステム提案は、これ以降に流行する。(谷畑良胤)