「大不況は2009年で底を打った」との見方から、今年に入って「業績が回復しつつある」という企業の声が聞こえ始めました。ただ、先行き不透明な市況感は、拭いきれていません。企業は投資の対象を絞っているのが現状で、IT投資に関しては「まだ先」というケースもあり、ITベンダーにとっては、まだまだ厳しい状況です。
そんな環境下でも、「コスト削減」はIT導入を促す一つの要素になっています。この観点からニーズが浮上している製品がデジタルKVMスイッチです。
主要メーカーの一つ、ラリタン・ジャパンは、「導入機運が高まっていることで業績は好調」とアピール。運用コストの削減を意識する企業、とくにデータセンターからのデジタルKVMによるシステム管理の問い合わせが多いようです。クリス・マクファーソン社長が、今後、維持する成長率について大胆な目標を掲げています。(佐相彰彦)
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ラリタン・ジャパン デジタルKVMの導入機運が高まるメールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.9.1」より