〈一般的な解釈は…〉ネットワーク接続や情報管理など、機能が従来型の携帯電話よりも充実している電話端末のこと。

 スマートフォン=賢い電話機。インターネット接続やスケジュール管理、ファイルの閲覧など、パソコンとほぼ同等の機能を備える。タッチ操作対応の液晶画面や、QWERTYキーボードを搭載するものが多い。同時に、通常の携帯電話の軽さ・コンパクトさを実現している。言い換えれば、「電話機能をもつ小型パソコン」になるわけだ。略して「スマホ」ともいう。基本ソフト(OS)には、アップルのiOSやグーグルのAndroidなど、無償のモバイル端末用オープン・プラットフォームを採用するので、誰でもスマートフォン向けのアプリケーションを開発することができる。

 日本で普及しているスマートフォンは、アップルが2007年に発売したiPhoneに並び、10年後半から各メーカー/キャリアから投入されたAndroid搭載の端末である。普及率の高さから、日本ではスマートフォンといえばiPhoneやAndroid端末を思い浮かべる人が多いだろう。しかし欧米では、カナダのリサーチ・イン・モーション社が開発した「BlackBerry」やマイクロソフトのWindows Phone 7端末など、多くのメーカー/OSのスマートフォンが人気を集めている。

 スマートフォンの対極にある用語として、ガラパゴスケータイ(ガラケー)がある。ガラパゴスケータイは、独自の進化を遂げた生物相をもつガラパゴス諸島にたとえて、世界標準からかけ離れたとされる日本の従来型携帯電話を揶揄する造語だ。スマートフォンは英語圏をはじめ、海外でも使用する言葉であるのに対し、ガラパゴスケータイは日本語だけで使われている。

 ちなみに、スマートフォンは充実した機能や快適な操作性を備えているので、ビジネスユーザーの間でも評価を得ており、スマートフォンの法人利用が急増している。