「電脳城」をご存知でしょうか。中国語で、小さなPC関連ショップが居並ぶ商業ビルを指します。日本でいうと、東京の秋葉原ラジオ会館のようなイメージ。中国では、一般の家電量販店より人気のある一大商業スポットです。
中国市場の開拓に取り組むメルコグループは、周辺機器メーカーとしては珍しく、この電脳城でのショップ――「バッファローショップ」の展開に力を入れています。
電脳城にはPCメーカーのショップが多く、周辺機器メーカーの店はほとんどありません。メルコは周辺機器の総合メーカーという特徴を生かして、ショップの展開を通じてブランドを浸透させていく計画です。
すでに北京に1店舗、上海に2店舗を出店。メルコ(北京)の稲葉総経理は、「中国に140程度ある電脳城のすべてに出店したい」と意欲的です。メルコグループの中国戦略を聞きました。(ゼンフ ミシャ)
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メルコ、中国市場シェアのふた桁実現に向けて全電脳城に「バッファローショップ」の出店を目指すメールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.5.25」より