カナダに本社を置くキナクシスをご存じでしょうか。同社は、複雑なサプライチェーンをもつ大手製造業向けに、迅速なプランニングや意思決定を可能にするソリューション「RapidResponse」を提供しているベンダーです。日本法人の設立は2003年で、2006年にサブスクリプションモデルに対応しました。
BCNの取材に応じたボブ・ドランバイスプレジデント/グローバルセールス担当は、「シングルサプライチェーン(グローバルSCM)の実現に向けてEMS(電子機器製造サービス)や、自社工場との結びつきが一層強まり、“見える化“の重要性が高まっている」と指摘。こうした状況を受けて、日本での事業拡大を狙っています。
すでにカシオやニコン、東芝、ユニチャームなどの著名企業がユーザー。ユーザー企業に「RapidResponse」の評判を聞いたベンダーからの問い合わせが増えているそうです。日本での実績は豊富とは言えませんが、“売り手”からの引き合いは上々のようです。(信澤健太)
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<インタビュー>キナクシス、国内SCM市場の攻略に本腰、「高速シミュレーションが強み」メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.5.31」より