国内では、システム開発の不明瞭な契約から訴訟に発展するケースがみられます。これに限らず、IT絡みの裁判はここのところ増えていますが、日本には、裁判官を含め、ITに詳しい法曹関係者が少ないようです。
最近、商用ソフトウェアのライセンス違反や違法コピーの摘発がクローズアップされていますが、オープンソースソフトウェア(OSS)関連でも米国、ヨーロッパでの訴訟が増えているそうです。OSSは、使うぶんにはタダですが、著作権は存在します。ライセンス違反による損害賠償請求は、おかしな話ではありません。
一見便利でも、利用にはライセンスへの理解が必要なOSS。このOSSを法律家と一緒になって研究し、適正な利用と利用を促進するために、オープンソースライセンス研究所が立ち上がりました。(鍋島蓉子)
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OSSの適正利用を促進するオープンソースライセンス研究所が発足、法曹界と協力メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.6.2」より