北斗七星

北斗七星 2011年8月22日付 Vol.1395

2011/08/25 15:38

週刊BCN 2011年08月22日vol.1395掲載

▼団塊世代の仲間が、今年もごっそりと定年退職した。毎日がゴールドという楽しみな時間を過ごせるとあって、いろいろな計画を聞かせてもらうことになる。大塚商会の専務を退任した長島義昭さんは、農作業三昧の日々だ。15坪の広さだから、精魂を傾ければ、相当な量の野菜が収穫できる。「毎日が忙しくて、楽しくて」という日々だとか。

▼節電のために、ものづくりの企業は出退勤の時刻をずらしたりしている。この夏季休暇も企業でさまざまだ。こうした変則的な勤務日程は事務部門と工場部門の間で連携が取りにくいので、メールのやりとりが増えた、との声も聞く。

▼土日が出勤日になり、平日が休日になった人もいる。デジモノ好きはこの際にとばかりに、平日の秋葉原を思う存分に堪能して、パーツを買い込み、子どもに邪魔をされない平日に、パソコンの組み立てをするとも聞いた。節電のおかげで、若い人たちもゴールドな時間を手に入れたようだ。通勤ラッシュの回避、在宅勤務など、このまま変則的な出勤態勢が続けばライフスタイルの変化にもつながる。ITの機能を生かした、新しい就労のかたちが生まれそうだ。(直)
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