内田洋行が自社開発のERP(統合基幹業務システム)「スーパーカクテル」事業の強化に乗り出しています。背景にあるのは、競争が激しさを増す国内ERP市場への危機感です。
内田洋行は、この7月、情報エンジニアリング事業分野のグループ6社を東西2社に再編・統合しました。さらに、年商100億円前後の食品業に強い「スーパーカクテル」で、来年には、年商100億~500億円の企業を対象にした上位版をリリースする計画です。
内田洋行のように、上位企業層の開拓を指向するベンダーは少なくありません。中堅・中小企業市場は、すでに多くのプレーヤーがひしめき合っている状況です。明確な差異化が求められるところでしょう。(信澤健太)
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内田洋行 「スーパーカクテル」の拡販に意欲 “総力体制”の構築を進めるメールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.9.6」より