毎日、『週刊BCN』やウェブサイト『BCN Bizline』が発信する記事が、実際に読者にどのくらい読まれているかは、アクセス分析によって簡単に把握することができます。インターネット時代の新しいメディアならではの強みの一つでしょう。
先週の金曜日、『BCN Bizline』のアクセスランキングで、新生SCSKの中井戸信英社長へのインタビューと、SI業界の再編を「『3000億円クラブ』解散か」の切り口で追った記事が、アクセスランキングの1位と2位になりました。
二つの記事の内容は、実は緊密に関連しています。旧住商情報システムと旧CSKの合併で生まれたSCSKは、経営統合によってNTTデータに次ぐ年商レベルに躍進し、“二番手グループ”といわれるSIerの再編にあたって、積極的に行動を起こしているプレーヤーだからです。
SCSKの社長インタビューと業界再編の解説記事が、ともに先週金曜日時点で高いアクセスを得たということは、IT業界のなかで再編の動きへの関心が高いことを示しています。このように、力を入れた記事が目にみえるかたちで読者に響くのはわれわれにとって非常にうれしいことです。
下に二つの記事へのリンクを貼りました。生の声で再編を語るSCSKの中井戸社長と、記者の眼で、SCSKを含めた各社の動きを論じる解説。かたちが異なるからこそ、読み比べる楽しさがあるというものです。(ゼンフ ミシャ)
【記事はこちら】
<KeyPerson>SCSK 社長 中井戸信英SIer二番手グループ 再編の気運が高まる 「3000億円クラブ」解散かメールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.2.6」より