法人市場にスマートフォン(スマホ)の活用が拡大するなか、SCSKは、タッチ操作にすぐれた最適サイトを実現するスマートフォン用の構築運用支援ソリューション「x-fit(クロスフィット)」と、すべてのキャリア別に向けたコンテンツ作成を支援するモバイルコンテンツ変換ソリューション「x-Servlet(クロスサーブレット)」の提供に力を入れている。

 このところ、スマホの販売台数は急激に伸びている。IDCジャパンの調査によると、2014年予測で、携帯電話市場の12%以上のシェアを獲得するという。一方で、“ガラケー”と俗称される携帯電話で十分満足しているユーザーも多く、スマホの普及は予測が難しい状況にある。このため、モバイルサイトは、携帯電話とスマホの両方での対応を余儀なくされているのが実情だ。

 モバイルサイトは、キャリアごとにコンテンツを更新する必要がある。携帯端末ごとの仕様を考慮した開発や実機を利用した評価などが煩雑であり、開発側の課題も多い。とくに最近では、スマホの対応が必須となっている。現状では、モバイルサイト構築・運用に多くの開発工数とコスト負担を強いられている。この課題を一気に解決するのが「x-fit」と「x-Servlet」である。

 「x-fit」を活用すれば、スマホに応じた最適化なサイトを容易に制作できる。タッチユーザーインターフェースの部品を動的にジェネレートしていることから、タッチユーザーインターフェースの品質を保つサイトを構築することができる。従来は、HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を別々に定義して開発してきた。だが、「x-fit」ならば、簡単なコードを定義するだけですむ。

 開発者にとっては、テスト工程の削減や品質の向上や平準化を図ることができるほか、JavaScriptのブラウザによる差異も「x-fit」側で吸収できる。スマホの最適化サイトを構築するうえでの課題を一気に解決するソリューションなのだ。

 一方の「x-Servlet」は、アクセスしてきた機種を自動識別し、携帯電話やスマホなど、各端末に最適なコンテンツを配信することができる。ワンソースでマルチキャリアに対応できるだけではなく、年間100機種以上発売されるスマホ、ガラケーの新機種にも日々自動的に対応できる。 

ワンソースでマルチデバイスに対応


 「x-Servlet」は、Cookie代行機能を備えているので、Cookieを保持できない携帯電話に対してもCookieを利用したコンテンツ開発を実現している。また、端末のキャッシュサイズに合わせてコンテンツのページ分割ができたり、画像の変換を行ってソースのイメージそのままに各端末に配信することも可能だ。キャリアごとに異なる「絵文字」も自動的に変換できるという優れものだ。

 「x-fit」と「x-Servlet」を利用することで、複数のソースを管理し、定期的なメンテナンスをしてきたモバイルサイトの構築・運用に関わる工数を大幅に削減することができる。モバイルサイトを運営している企業や企業サイトを構築するシステム会社にとって、両製品は欠かせないソリューションになる。