新年度が始まる4月は、社長の交代が多い時期でもあります。今年は、5月14日付で実施される日本IBMの社長交代が、IT業界に衝撃を与えました。
日本IBMは3月30日の夕方、緊急の記者会見を開催し、橋本孝之社長が退任することを発表。次期社長の米IBMバイスプレジデント、マーティン・イェッター氏を報道陣に紹介しました。
果たして、突然の社長交代の狙いは何なのでしょうか。
IBMは重要市場である日本で、ここ数年、売り上げを落としていました。さらに、日本IBMはドメスティックな体質で、グローバル対応がなかなか進んでいないという現実がありました。
社長交代の理由について、日本IBMは明言を避けていますが、緊急会見に参加した記者はこう解釈しました。
――グローバル事業の経験が豊富なイェッター氏をトップに据えて、日本IBMは海外進出が活発な大手企業への対応力を強化する。新しい社長の下で、急ピッチでグローバル化に取り組む――。
リンクは、『週刊BCN』記者の視点から日本IBMの社長交代を論じる記事です。日本IBMのこれからをウォッチするヒントにしていただければと思います。(ゼンフ ミシャ)
【記事はこちら】
日本IBM、グローバル経営リソースを日本市場へ投入へ、大手ユーザー企業への対応力を強化メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.4.4」より