今日のひとことWeb版

アジアを広くみよ

2012/04/11 15:26

 『週刊BCN』4月2号のトップニュースは、NTTデータと野村総合研究所(NRI)の動きを報じた「アジア太平洋と日本、中国の“アジア3軸”体制を確立する」でした。大手SIerの海外戦略を追い続ける記者が執筆しています。

 中国は、大手SIerから独立のマーケットとして認知されています。もはやアジア全体に含まれる市場ではなく、日本同様、独立している市場なのです。「アジア3軸」という言葉が、それを明確に表しています。

 さらに興味深いのは、大手SIerは中国を独立した市場として捉えると同時に、すでに中国以外の「アジア・太平洋地域」に着目し、開拓に向けての体制づくりに取り組んでいるということです。

 地域の定義はインドやASEAN諸国から成るアジア・太平洋地域は、経済の成長とともにクラウドなどのIT需要が急増し、日本のITベンダーにとって中国以上に有望な市場になるポテンシャルをもっています。海外展開を成功に導くために、日本のITベンダーにとって重要なのは、中国だけではなく、アジアを広くみることです。

 「アジア3軸」を確立し、中国とアジア・太平洋の市場を狙う――。NTTデータとNRIの取り組みは、中堅・中小SIerが海外戦略を構築するときのヒントになるはずです。(ゼンフ ミシャ)

【記事はこちら】
NRIとNTTデータ アジア3軸体制を強化 中国・ASEANの地場市場を狙う
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.4.11」より
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