企業に存在するデータの量が日々増えていくなかで、ユーザー企業が求めるのはデータ処理の高速化です。ここに、大量データの高速処理技術をもっているメーカーがいます。その名もずばり、高速屋。従業員30人と小規模ながら、日本25件、米国10件、欧州2件、中国3件という特許保有数には驚かされます。創業者、新庄敏男氏の偉業です。
新庄敏男氏は、技術者の間で「カリスマ」といわれていました。創業者に憧れて高速屋に入社した技術者もいるほどです。『週刊BCN』でも取材をしたことがあります。
新庄氏は、2010年に心筋梗塞で他界されました。会社は息子の新庄耕太郎氏が継ぐことになったのですが、耕太郎氏はカリスマではありません。いろいろと悩んだ末、社員のモチベーションを高め、会社を成長させる方法を見出しました。いま、父とはまったく違うスタイルで、父を超えようとしています。耕太郎氏のこれまでの人生とこれからの人生を取材しました。(佐相彰彦)
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<インタビュー>高速屋 代表取締役社長 新庄耕太郎 チーム力を生かす第二創業期 高速処理の分野で世界制覇メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.7.17」より