米マイクロソフトが、主力製品の新情報を立て続けに発信しています。先週、新クライアントOS「Windows 8」正式版の10月末発売と、次期サーバーOS「Windows Server 2012」の9月提供を発表。今週には、次期統合ソフト「Office」のカスタマープレビュー版の提供を始めました。
新製品の情報だけでなく、クラウドサービスの新たな再販制度「Office 365 Open」の開始も公表し、今年度に懸ける思いを感じます。
グーグルやアップルといった競合に押されているイメージが強いマイクロソフトですが、実は業績は好調。昨年度(2012年6月期)は、第1~第3の各四半期で前年同期の売り上げを上回りました。
日本法人も伸びています。日本マイクロソフトは、2011年度、先進6か国のマイクロソフト現地法人のなかで、最もすぐれた成績を収めた国として米本社から表彰されました。12年度の業績も好調で、2年連続で「No.1カントリー」に選出される可能性があります。
好調な業績に手を緩めることなく、新たな情報を次々に繰り出す。イメージとは裏腹に、ソフトの巨人は元気です。(木村剛士)
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米マイクロソフトが次期「Office」を発表、国内でカスタマープレビューの提供を開始「Microsoft Office 365」の新販売プログラムを発表「Windows 8」正式版の発売日は10月末、パートナーイベントで明らかにメールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.7.20」より