ITベンチャー企業の起業ブームが起きています。近年のITベンチャーの特徴は、最初からグローバル展開を見据えてクラウドサービスを開発していること。「クラウド・コンピューティング」や、SNSなどの「コラボレーション」、そして「モバイル」は外せないキーワードです。
新興のITベンチャーに対して、既存のITベンダーはさまざまなかたちでアプローチしています。例えば、世界最大手の業務アプリケーションベンダーである独SAPは、インメモリデータベースソフトウェア「SAP HANA」上で稼働するアプリケーションとして、サービスの開発を希望するITベンチャー向けの支援プログラム「SAP Startup Focus Program(SFP)」をグローバルで展開しています。
ERP(統合基幹業務システム)で成功を収めたSAPが、ITベンチャーとの協業を重視するのはなぜなのか。起業ブームは、IT業界に確かなインパクトを与えています。(信澤健太)
【記事はこちら】
起業ブームがもたらすIT業界へのインパクト SAPにみる新たな協業の可能性メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.9.25」より