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ずっと「XP」?

2013/01/18 15:26

 2012年10月、最新OS「Windows 8」が発売されました。年末からじわじわと販売を伸ばしていますが、その3世代前のバージョンである「Windows XP」も、とくに法人では根強い人気を保っています。

 調査会社のNet Applicationsによると、全世界のデスクトップOS市場で、「XP」は12年7月までトップシェア。12月時点のシェアは、「Windows 7」が45.11%で1位、「XP」は39.08%で2位ですが、2世代前の「Windows Vista」が5.67%と低迷していることから、いまだに「XP」を使い続けているユーザーが多いことがわかります。

 そんな「XP」ですが、マイクロソフトは2014年にサポートを完全に終了すると発表しています。これによって、とくにサポートを重要視する法人では「7」「8」への乗り換えが予想され、特需が期待されています。

 その意味で、1月15日にノークリサーチが発表した調査結果は、衝撃的だったといえます。「XP」を主要OSとしている企業のうち、年商5億円未満の企業では、なんと62.3%がPCやOSの刷新予定がないというのです。乗り換え特需を顕在化させるためには、「XP」のサポート終了を強く訴える必要がありそうです。(真鍋武)

【記事はこちら】
ノークリサーチ、企業のPC刷新に関する意識調査、Windows XPサポート終了への注意喚起が急務
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.1.18」より
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