ノークリサーチ(伊嶋謙二代表)は、12月20日、2012年度上期(4月~9月)の国内PCサーバー市場の調査結果を発表した。出荷台数は、前年度同期比95.6%の25万6010台、金額は92.1%の1350億円だった。上期の出荷台数減は3年ぶり。

 クラウド基盤やデーターセンター(DC)などの集約系での需要と、ゲームプロバイダーやスマートフォン関連のネットワークでの需要が好調だったが、公共での大型案件が少なかったことや、企業の震災後の導入がひと段落したことで、マイナス成長となった。業種別では、官公庁や金融、医療、流通・サービス業が比較的好調だった。

国内サーバー市場推移(出荷台数ベース)

 形状別では、タワー型が前年度同期比83.8%の8万4170台、ブレード型が90.1%の3万3740台で、マイナス成長。ラック型は、106.2%の13万8100台で、前年を上回った。

 メーカ-別の出荷台数では、NECが前年度同期比97.6%と低調だったものの、台数ベースでのシェアは25.3%と1位を保った。2番手のHPは、95.7%でシェアは23.5%。3番手の富士通は、出荷台数が96.7%でシェアは21.3%だった。

 ノークリサーチは、2012年度通期のPCサーバー出荷台数を前年度比97.5%の52万4220台のマイナス成長と予測。円高と株価の低水準、世界経済の停滞、国内の政局など、経済の全般的な動向に不確定な要素が多いことを理由に挙げている。(真鍋武)