先週末、ニュージーランド政府観光局で日本でのPRを担当している友人が来日し、8年ぶりにじっくり話をしました。ともに留学生としてやって来た日本のキャンパスで知り合い、毎日のように仲間の誰かのアパートで缶ビールを飲みながら、人生で目指すものについて熱い議論を交わしました。友人はよく「将来は日本で働きたい」と口にしていましたが、結局、卒業後はニュージーランドで働くことを決めました。
「ミシャはいつも『記者になりたい』と言ってたけれど、まさか本当に日本で記者になるとは……。ちょっとうらやましい。でも、日本の会社は残業が多いし、休みも少ないので、私はニュージーランドで就職して正解だと思う」。友人は仕事とプライベートの両立を重視して、定時に帰宅の途に就くことを心がけているそうです。
確かに海外に比べると日本の平均労働時間は長いのですが、それでもいま、労働に対する意識は若手社員を中心に変化しつつあります。とくに、優秀な人材の奪い合いが起きているIT業界では、「ワークライフバランス」を図ることができる環境を用意して、社員の生産性を上げる動きが生まれつつあります。(ゼンフ ミシャ)
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<売れるにはワケがある トップ営業の素顔と横顔>シュナイダーエレクトリック 市毛亜矢子さん(上) ワークとライフをバランスよくメールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.1.30」より