いまさら聞けないキーワード

<いまさら聞けないキーワード>ITIL

2013/02/21 15:26

週刊BCN 2013年02月18日vol.1469掲載

【ITIL(Information Technology Infrastructure Library)】
ITサービスマネジメントの成功事例をまとめたガイドブック。「アイティル」。

 高品質で費用対効果の高いITサービスを提供するために、ITサービスの企画から廃棄までのライフサイクルを管理することを「ITサービスマネジメント」という。ITILは、この「ITサービスマネジメント」の最適な事例をまとめたガイドブックのことを指す。1989年にイギリスの政府機関、中央コンピュータ電気通信局によって初版が公開され、現在の最新バージョンは2007年に公開された「ITIL V3」。欧米を中心に普及が進み、ITサービスマネジメントの業界標準として重要視されている。

 主にITサービスベンダーの企画・運用・構築などの担当者が利用している。最適な事例を集めたフレームワークであるITILを学ぶことで、ITサービスの品質向上や、コストに最適化による収益モデルを確立することができる。

 例えば、提供するITサービスの運用時に障害が発生したとき、対応ノウハウがなければ障害からの復旧に時間がかかってしまうが、ITILの知識があれば対処の最適な手順がわかるので、安全・迅速に対策を打つことができる。

 ITILの普及活動は、英国のitSMF(IT Service Management Forum)が行っている。日本では、itSMF JapanがITILに関する書籍の販売やセミナーを開催している。

 近年は、ITILの認定資格が注目されている。「ITIL V3」の認定資格は、基礎レベルの「ファンデーション」、中級の「インターメディエイト」、上級の「エキスパート」最上位の「マスター」の4種類で、オランダの認定機関EXIN(Examination Institute)またはイギリスの認定機関ISEB(Information Systems Examination Board)が実施する試験に合格すれば、資格を取得できる。EXINによると、全世界で約150万人がITILの認定資格を取得している。
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