携帯電話の高機能化やスマートフォンの普及など、モバイルコミュニケーションツールの発達は、情報通信のバリアフリー化にも大きく貢献しています。

 これまで聴覚障がい者の通信手段はファックスが中心でしたが、いまでは携帯電話のメール機能や、テレビ電話を使った手話によるコミュニケーションなど、さまざまな選択肢があります。

 しかし、リアルタイムでの双方向のコミュニケーションでは、まだ十分なソリューションがありませんでした。健常者も聴覚障がい者も、すべての人が手話を理解し、使いこなせるわけではありませんし、メールは緊急情報発信の手段としては機能しないときもあります。

 仙台市に本社を置き、聴覚障がい者向けの情報通信サービスなどを手がけるプラスヴォイスは、同じく仙台市のITベンダー、アンデックスと共同で、これらの課題を解決するユニークなアプリケーションを開発しました。聴覚障がい者が、リアルタイムに、スムーズな双方向のコミュニケーションできる手段の確保は、東日本大震災でも重要性が確認された喫緊の課題。このアプリが広く普及して、ユニバーサルサービスの推進にひと役買うことを期待します。(本多和幸)

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アンデックスとプラスヴォイス 手書き電話アプリをリリース 聴覚障がい者のコミュニケーション支援
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.4.9」より