アベノミクス効果による景気回復がいわれていますが、いわゆる庶民がそれを実感するのはいつになるのでしょうか。全就業者の7割が働く中小・零細企業の業績が向上しなければ、真の景気回復とはいえないはずですが、残念ながらそうしたニュースはまだ聞こえてきません。
中小・零細企業にとっては、これまで以上に経営努力が必要な時代になっているわけですが、経理を会計事務所任せにせず、会計情報をきちんと自社で把握して経営改善に活用するいわゆる「自計化」は、まだまだ多くの企業にとって、大きな課題として残されているのが実態です。
アカウンティング・サース・ジャパン(A-SaaS、森崎利直社長)は、中小・零細企業の自計化を支援するユニークなビジネスを展開しています。財務、税務、申告など、会計事務所向けシステムをクラウドで提供し、ユーザーである会計事務所の顧問先企業には、無償で会計・給与システムを提供しています。
企業は、A-SaaSのシステムを利用している会計事務所と契約すれば、クラウドの会計・給与システムをタダで使うことができるわけです。「中小企業、地域経済を元気にするために、多くの人に知ってほしい」と熱く語る森崎社長に、ビジネスの今後を取材しました。(本多和幸)
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A-SaaSがSFDCと資本・業務提携 クラウド型の会計事務所向けシステム 一般企業向け市場への進出にも意欲を示すメールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.8.6」より