【@(アットマーク)】
Eメールアドレスのユーザー名とホスト名の間に入る記号

 英語の「at」の略として使われることが多く、Eメールアドレスに採用されたことで、一般に広く知られるようになった。

 例えば、keyword@abc.defg.co.jp というEメールアドレスがあるとすると、これは、「keyword」というユーザーが、「defg.co.jp」というドメインの「abc」というサーバー上に存在することを示す。つまり、@以下のホスト名「abc.defg.co.jp」は、ユーザーのインターネット上のアドレス(住所)を表し、Eメールアドレスを直訳すると「『keyword』が『abc.defg.co.jp』にいる」という意味になる。アドレス中の「@」は、必ず半角で入力しなければならない。

 Eメールアドレスに@が使われるようになったきっかけは、米国のプログラマ、レイ・トムリンソンが1972年にEメールを発明した際、メッセージの送信先を明確に指定するために、「ユーザー名@ホスト名」という記述を採用したこと。トムリンソンは、マサチューセッツ工科大学で電気工学の修士号を取得した後、Bolt Beranek and Newman(現BBNテクノロジーズ)に入社。インターネットの原型となった世界初のパケット通信ネットワーク「ARPANET」関連技術の研究に携わり、これを利用してEメールのシステムを開発した。

 @という記号の起源については諸説あるが、少なくとも中世には使われていたことが文献で確認されている。

 Eメールアドレスに使われる前は、単価記号としての用途が一般的だった。「ボールペン10本@100円」なら、単価100円のボールペンを10本という意味になる。

 ちなみに、「アットマーク」は和製英語で、英語圏では@の決まった呼び方はなく、単に「at」や「commercial at」「at sign」「at symbol」などと呼ばれる。