11月20日、ユーキャンと自由国民社が主催する今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補50語が発表されました。
「倍返し」「じぇじぇじぇ」「今でしょ」「アベノミクス」「お・も・て・な・し」といった誰でも知っているフレーズとともに、IT業界からは「ビッグデータ」「マイナンバー」が入っています。これら50語のなかから、トップ10が12月2日に発表されます。
ライバルの顔ぶれをみると、IT用語が上位に食い込む可能性は低そうですが、IT業界だけで考えれば、この二語は流行語大賞にふさわしい言葉でしょう。とくに「ビッグデータ」は、今年のITマーケットを盛り上げた立て役者でした。
大量のデータを解析し、ビジネスに生かす技術者を「データサイエンティスト」と呼ぶようになり、いま、最も企業が欲している人材ともいわれています。
データサイエンティストは、ITを知っていればいいわけではなく、ユーザーの業務内容や業界の専門知識を熟知していることがポイント。『週刊BCN』の最新号では、若手のデータサイエンティストを紹介しています。iAnalysisというITベンチャーの倉橋一成氏で、肩書きは「代表・最高解析責任者」です。
「医療関連データの分析で自分の右に出る者はいない」と豪語する東京大学医学部出身の技術者、倉橋氏の言葉からは、ビッグデータを使ったビジネスの可能性を感じます。(木村剛士)
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<FACE>iAnalysis 代表・最高解析責任者 倉橋一成氏「データは世界を変える」メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.11.22」より