2013年11月21日、愛知県名古屋市の新守山に、ケーズデンキ新守山店がオープンしました。ケーズデンキならではの地元密着型郊外店で、すでに付近の住民を固定客として確保しています。家電や消耗品の購入だけでなく、スタッフから製品や機能の特徴を聞くためだけに訪れる人や、スタッフとの日常会話を楽しむために来店する人もいるそうです。

　店舗のオープン前、実は新守山には家電量販店がありませんでした。新守山は、一戸建て住宅が連なり、昔から住む高齢者が多い街。これまでは自家用車やバス、電車などを利用して繁華街の家電量販店に行っていたのですが、ケーズデンキ新守山店のオープンで、徒歩や自転車などで気軽に行けるようになりました。多くの住民が近くに家電量販店ができたことを喜んでいるそうです。「待ち焦がれた店舗」として、新守山ではケーズデンキの名が確立しつつあります。住民から愛される理想的な出店といえるでしょう。（佐相彰彦）

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＜地域No.1店舗の売れる秘訣　あの人気店はこうしてつくられた＞ケーズデンキ新守山店――競合店のすき間を縫う出店戦略　名古屋駅周辺から顧客を奪う