先日の取材で、読売テレビの「鳥人間コンテスト」に出場したという方に初めてお会いしました。この番組をご存じの方は多いでしょう。人力飛行機の限界に挑む若者たちのシリアスなドキュメンタリーとしての顔をもちながらも、真剣勝負であるがゆえに起きるさまざまなハプニングが、ときに笑いや涙を誘う名物番組です。
データセンターの熱・エネルギー管理ソフトウェアのメーカー、英Future Facilities日本法人の社長を務める池田利宏さんは、遡ること十数年前の大学時代、二度にわたってこの「鳥人間コンテスト」にパイロットとして出場した経歴の持ち主。さぞかし気持ちのよい経験だったのではとたずねると、意外な答えが……。
考えてみれば、大空をスイスイ飛んでいる鳥たちも、何も気持ちがいいから飛んでいるわけではなく、生きるために必死に活動しているだけ。端からは華やかに見えても、当の本人は必死にもがきながら努力している実感しかないというのは、ビジネスで成功している企業にもいえることかもしれません。(本多和幸)
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Future Facilities 代表取締役社長 池田利宏メールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.6.3」より