エネルギー管理の事業を手がけるシュナイダーエレクトリック(セルジュ・ゴールデンベルグ代表)は、データセンター(DC)内の電力消費を抑制するデータセンター・インフラストラクチャー・マネジメント(DCIM)の製品展開に力を入れる。ソフトウェアパートナーを増やし、市場開拓に取り組む。

シュナイダー
エレクトリック
ソーレン・
ブロガード・
イェンセン
バイスプレジデント
 シュナイダーエレクトリックは、DCIM向けの統合アプリケーションソフトウェア「StruxureWare Data Center Operation v7.3」をこのほど投入した。消費電力の上限設定機能を備え、サーバーレベルでの電力消費を柔軟に管理することができるツール。サーバー活用を最適化し、運用コストの削減につなげるので、既存設備を変えることなく、DCの運用効率を高めることができる。

 シュナイダーエレクトリック本社でソリューションソフトウェア担当のバイスプレジデントを務めるソーレン・ブロガード・イェンセン氏は、「DCIM市場は毎年、25~30%の成長を遂げている」とみて、日本を含め、マーケットの開拓に注力することを方針に掲げている。消費電力の削減によって、DCサービスの収益が向上することを訴求ポイントに、提案を進めていく。

 シュナイダーエレクトリックのDCIM製品を先行ユーザーとして採用しているのは、シンガポールに本社を置くIntegrated Health Information Systems(IHIS)だ。病院の情報システムを運用するDCを運営しており、エネルギーコストの抑制を課題としていた。技術部門のフランシス・ファン グループディレクタは、「導入前は、どこでどのくらいの電力が使われているか、感覚で判断するしかなかった。DCIM製品のおかげで、電力消費の削減に計画的に取り組むことができるようになった」という。

 日本では、DCIM製品の販売拡大を目指し、パートナー体制を強化する。「ソフトウェアの販売に強いパートナーを増やし、市場を開拓したい」(イェンセン・バイスプレジデント)としている。(ゼンフ ミシャ)