北斗七星

北斗七星 2014年6月23日付 vol.1535

2014/06/26 15:38

週刊BCN 2014年06月23日vol.1535掲載

▼あるデータセンター(DC)事業者から、「もうAWSの再販売でもしようかと思っている」と明かされた。Amazon Web Services(AWS)、IBM SoftLayer、Microsoft Azureの世界三大パブリッククラウドサービスベンダーが、世界規模でサービスの拡充や値下げ競争を繰り広げるなか、国内の中堅・中小DC事業者は、いっそAWSの軍門に下って、販社になったほうが顧客も喜ぶのではないかという理屈だ。

▼世界大手のDCがまだ海外にあった頃は、地の利を強みに勝負することができたが、DC界の巨人たちが相次いで国内にDCを開設するようになってからは、年を追うごとに旗色が悪くなってきている。

▼しかし、ここで諦めたら日本のDCサービスのすぐれた点や独自性は廃れてしまう。そんな危機感から、金融や医薬など厳しい業種規制に準拠したクラウドや、ホスティングとクラウドの利点を融合させたベアメタルクラウドなど、ユニークなサービスを立ち上げるベンダーが増えている。こうした日本の業種対応能力や改善・改良への姿勢は、海外の企業にも高く評価されていることを誇りに思いたい。(寶)
  • 1

関連記事

ベアメタルクラウドに活路 DC事業者が参入に意欲 AWS対抗の切り札になるか

リンク、「ベアメタル型アプリプラットフォーム」サービスをスタート

vs. AWS 激化するIaaS/PaaS市場の覇権争い