米CAテクノロジーズ(CA)が、バックアップ/リカバリソフト「CA arcserve」の販売を中心にビジネスを手がけるデータマネジメント事業部を米Marlin Equity Partners(Marlin)に分割譲渡することを発表しました。「不採算事業を売却したのか」と取れるかもしれませんが、実はそうではありません。データマネジメント事業部は、Marlinからの投資を受けて、今年9月末までに独立した新会社として生まれ変わります。
「arcserve」は、日本と世界で常にトップレベルのシェアを維持しています。では、なぜ独立しなければならなかったのか。それは、CA全社が進む方向と、データマネジメント事業部が進む方向が違ってきたからです。独立によって、今後、CA日本法人や販社がビジネスを手がける際に影響が出る可能性があります。
米CAでデータマネジメント事業部の責任者を務めるマイク・クレスト SVP&ジェネラル・マネージャに話を聞きました。取材中、ひしひしと伝わってきたのは、「データマネジメント事業部は、主力製品で会社を成長に導いてきたにもかかわらず、社内ではあまりよく思われていない。いままでがまんしてきた」という思い。クレストSVPの気持ちをストレートに読者の方々に伝えるために、ニュースではなく、あえてインタビュー記事にしました。(佐相彰彦)
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米CA 「arcserve」売却には理由があるメールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.8.4」より