全国高等専門学校プログラミングコンテスト(高専プロコン)の本選が、10月18・19日の2日間にわたって開催されました。高専生たちが「課題部門」「自由部門」「競技部門」の3部門で競い合い、優勝校を決めるコンテストで、今回で25回目。節目の年に、例年以上の熱戦が繰り広げられました。
審査委員長の情報処理学会フェロー/高専プロコン交流育成協会理事長の神沼靖子氏は、「年を追うごとにレベルアップしている」と評価。高専生たちの熱い想いが伝わってきただけに、いつにも増して慎重に審査したということです。
今回は、もう一つの物語がありました。会場は岩手県一関市。実は、一関市での開催は、2011年を予定していました。しかし、東日本大震災の影響で、一関市での開催は断念。そのとき、大会運営者や教員、学生など、多くの人が「いつかは一関市で開催したい」と強く願いました。3年の歳月を経て、みんなの願いがかなったのです。
一関市にはまだまだ荒地が多く、復興には時間がかかりそうです。高専プロコンは、そんな地域に明るい風を吹き込みました。(佐相彰彦)
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第25回 高専プロコンが開かれる 3年の歳月を経て一関市でメールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.11.25」より