駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国

<駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国>小規模飲食店がタブレットを活用

2015/02/05 19:46

週刊BCN 2015年02月02日vol.1565掲載

 市場変化のスピードが速い中国。コンシューマ分野では、ここ数年の間に、携帯電話を飛び越してスマートフォンが急速に普及したことが記憶に新しい。同様に、ビジネスシーンでの活用も、着々と浸透してきているようだ。

 大連の海鮮料理店で、その片鱗を見た。中国のローカル飲食店では、日本と同様に、専用ハンディターミナルを活用したPOSシステムを導入しているケースが多い。小規模の飲食店であれば、POSレジすらなくて、紙の伝票で管理していることもざら。しかし、この海鮮料理店は、iPadを利用したクラウド型POSオーダーシステムを導入している。スタッフは手慣れた様子で使いこなしていた。

 クラウド型POSオーダーシステムのメリットは、初期費用がタブレット端末代しかかからないので、一般的なPOSレジと比べて導入コストを低減できること。POSレジをもたない飲食店の間で普及するかもしれない。

大連の海鮮料理店は、タブレット端末を活用したクラウド型POSオーダーシステムを導入
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