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変化する街で老舗店舗が挑戦

2015/03/02 15:26

 東京・渋谷にあるビックカメラ渋谷東口店が大きなリニューアルを果たしました。具体的には、まず1月28日に売り場面積が約1430m2の「別館」を新たにオープン。次に2月5日、これまでの店舗を「本館」という名称に変えて大幅にリニューアルしました。別館が加わって売り場面積が増床し、別館で自転車やゴルフ用品、本館で玩具などを新たな商材として販売するようになり、リニューアル後、堅調に来店者を増やしているようです。

 ビックカメラ渋谷東口店は1998年のオープンと、ビックカメラにとって、また、渋谷の家電量販店のなかでも老舗店舗です。老舗店舗なだけに、常連客も多い。そのなかでリニューアルを図ったのは、街の変化に対応するためです。渋谷駅前の再開発によって「若者の街」だった渋谷に、さまざまな層が訪れるようになりました。とくに、中国人を中心として訪日外国人の来訪が増えています。今回のリニューアルは、いかに新規顧客を開拓できるかという老舗店舗の新たな挑戦だということが、ひしひしと感じられました。(佐相彰彦)

【記事はこちら】
<地域No.1店舗の売れる秘訣 あの人気店はこうしてつくられた>ビックカメラ渋谷東口店(下)――観光客やファミリーを顧客に リニューアルで入りやすい店づくり

メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.3.2」より
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